ちょっと小話。

くらしのたのしみオリジナルランジェリー作製秘話・・・
もしお時間のある方はお読みいただけるとうれしいです(^-^)


絹インナー ランジェリー 通販


■オリジナルランジェリーを作製することになったのは・・・

以前取り扱っていた旧絹のブラジャーと旧ショーツは、くらしのたのしみでも大変人氣のアイテムでした。
ところが、数年前から製造メーカーの事情により生産がストップし(あるいはほんの数量だけ不定期に生産したり・・・)と、ブラジャーとショーツが入荷できなくなってしまいました。ところがお客様からは毎日のように入荷待ちのお問い合わせがあり。。。
お客様は首を長くして待ってくださっていますし、私も毎日愛用しているお氣に入りのランジェリーでしたので、これは覚悟を決めてくらしのたのしみのオリジナルを作らなくては!と決意したのでした。





■ブラジャーのデザインについて

オリジナルランジェリーを作るとなると、一から作製する訳ですので、ある程度こちらの要望通りのものができあがります。
しかしながらブラジャーに関しては、私にとって旧デザインが理想的でした。
もちろん私も女子心を持っているので(^-^)セクシーだったりレースがあるものにも惹かれますが、機能性を考えると、
1.モールドタイプであること。
2.肩紐が比較的太くて肩に負担のないこと
3.お肌に当たる生地や肩紐はシルク100%であること
4.ノンワイヤーでしめつけ感がないこと
5.レースなどがついてないこと(レースは洋服に響きますので。。。)
6.洋服に響かないお肌に近い色であること
この条件が理想的なのです。

このことを考慮して、ほぼ旧デザインと同じような形に仕上げました。


■ただ、色目だけは少し変えたのです

ブラジャーとショーツのお色は微妙な色合いなのですが、あえて言葉にするなら「アプリコットイエロー」。少しだけオレンジがかったベージュイエローのお色です。
旧デザインのものはシャンパンゴールドというお色でした。こちらも微妙な色合いなのですが、どちらかというとベージュに近いお色。でも今回のオリジナルランジェリーのお色はもう少し明るく若々しいお色です。

これは私の周りのお洒落番長たち(^-^)の意見を参考にしました。ファッション業界で活躍している彼女たちからすると、前回のシャンパンゴールド色もナチュラルなシルクのランジェリーにしては上品でなかなかいいのだけど、ちょっと「ばばくさい」のだそうです^^;彼女たちは、ほんの微妙な色合いや、ほんの何ミリの違いを追及するお仕事なので、いろいろ氣づく訳なのですね。そんな意見を参考に、今回のお色はちょっとアプリコットがかった明るくて若々しいお色にしました。
本当に微妙な色合いの変化なのですが、このお色はお洒落番長のお墨付き!(^-^)早速自分用に、そしてお友達のお誕生日プレゼントに、と注目してくれています。


■ショーツはデザインを変えました!

ブラジャーのデザインはほとんど変えずに製作したのですが、ショーツに関してはこだわりのデザインに変えました。
大きな違いは、レースがシルク生地の上についたことです。今まではレースはお肌に直接当たる形だったので、お肌の弱い方、化繊が苦手な方には不具合があったかもしれません。でも今回のショーツはシルク生地の上にレースをつけたので、お肌に当たる部分はシルク。なめらかな肌触りです♪

また、ショーツのタグは生地の上から縫い付けてありますので、タグが苦手の方は糸を切って取り外せるようになっております。(切る時は生地を切らないようにお氣をつけくださいませ。)


■価格について・・・

今回のお値段に関しては、旧ランジェリーよりも値上げとなってしまいました。
これは毎月毎月上がってしまう原料、絹の価格高騰によるものです。おそらく製造メーカーが製造を中止した原因も、こちらの原料の価格高騰や工場人件費の価格高騰などで、採算が合わなくなってしまったのではないかと勝手に予想しています。。。
お値段は値上げになってしまいましたが、ネットで検索していただけるとおわかりのように、同じ品質のものを探そうと思ったら、ブラジャーでしたら6000円台が主流です。(もちろんとても安いものもありますが、やはり品質もそれなりのようです。。。)また、「安くていいのがあった!」と思ったら、かぶりタイプであったり(^-^;
どうぞ、他のブラジャーの品質なども比べてご覧いただければ幸いです☆


■とっても素敵なパッケージ☆

今回のランジェリーの特徴としては、パッケージの素敵さにもあります☆
こちらのパッケージは有名メゾンのファッションカタログを担当したり、人氣アーティストのCDパッケージデザインやTV、広告なども手がける、デザイン事務所「Vol.」の濱中幸子さんにお願いしました。実は私の学生時代の後輩です(^-^)
彼女の活躍をfacebookやHPで拝見していて、いつか彼女にお仕事をお願いしたい!と、それを夢の一つにしていました☆今回その「夢」が見事に叶って、とっても素敵なパッケージを作ってもらえることになりました!





ブランド名は「Chandrika(チャンドリカ)」。
サンスクリット語で「月の光」「月の輝き」という意味です。
女性は月と繋がっています。
月は女性性の象徴であり、やさしさ、美しさ、あたたかさを表します。 「Chandrika」には女性が内側から輝けるようにとの願いが込められているのです。
パッケージデザインの丸いモチーフは満月をイメージしたそうです。 いろんな色、形の月が並んでいて、とても素敵ですよね♪こちらのパッケージデザイン、私は飾っておきたいくらい大好きです(^-^)

さて、今までのランジェリーは、量販店の広告のような^^;パッケージで、 プレゼントには少し不向きだったかもしれません。。。(もちろんそれでもプレゼントの際は素敵に見えるように工夫していました!)でも、今回のランジェリーはパッケージがとても素敵なので、ギフトにも最適!お洒落で高級感漂うデザインなので、何かとても良いものをプレゼントした氣分、された氣分が味わえます♪ 先だっての私の友人のお洒落番長も思わず声をだして、 「すごくかわいい!すごくいい!」と言ってくれましたよ(^-^)
天然のものにこだわりをお持ちの方、天然でもお洒落じゃなくては!という方へのプレゼントにオススメです♪





■パッケージの紙は竹紙を使用!

ランジェリーのパッケージには国産の竹紙100%を使用しています。
絹の腰腹巻きのパッケージもそうなのですが、
くらしのたのしみでオリジナルのパッケージをつくる時は、環境に負担のならない紙を使いたいなぁ、ということをいつも念頭に置いています。
竹は竹害などとも言われているのですが、竹を利用することにより放置竹林問題の解決につながります。また、竹紙を利用することで、隣接する森林や里山、生物多様性の保全につながるのです。私もこのことを環境保全に詳しい友人から教えてもらい、初めて知りました。
以下、竹紙ラボさんのHPから引用させていただきますね。

かつて日本人にとって生活の一部だった竹は、プラスチック素材などに取って代わり、使われなくなってしまいました。そのために、放置された竹林が里山の雑木林などを侵食して、生態系に影響を及ぼし“竹害(ちくがい)”などと呼ばれるようになりました。
竹林を間伐し、資源として活用することが求められています。




■ところで、どうして日本製ではないの?

オリジナルのランジェリーを作ろうと思って、まず考えたのは、日本の工場で作ってもらいたいな、ということでした。そしていろいろと調べ、以前は絹の下着も作っていたという、京都・西陣の老舗メーカーさんにも相談したのですが、もう日本でブラジャーを作れる工場はないのだそう。もし作れたとしても、1枚1万円台では済まない価格となってしまう・・・とのことでした。
有名ブランドのラグジュアリーな勝負下着^^ならまだしも、普段使いの日用品として使うブラジャーに2万円前後のお値段はありえないですよね。。。その為、国内での生産はあきらめる形となりました。
しかしながら、生地のサンプルを見せてもらい、生地の染めた色合いのチェックやレースの柄や色具合、デザインと形や、洗濯しても大丈夫かどうかのチェックなど、数か月の間に何度もサンプルのやり取りをして、日本に生産しているのと同じくらい吟味して作りました。きっと氣に入っていただける品質だと思います☆


さて、やはり文章が長くなってしまいましたね(^-^;
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!
こだわりを感じていただけたらうれしいです♪