価格:10,120円(税抜 9,200円)
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総評:




5.0

何のためにアロマオイルを使うか、真剣に考えたことはありますか?「良い香りの心地良い空間を作る」「香りでリラックスする」または「氣分転換する」そんな芳香目的でお使いになる方が多いかと思います。もちろん、確かにアロマオイルはその為にある、と言えます。でも実は、精油はもっと深いところで私たちと繋がっているものです。「精油は私たちの心身の健康に役立つ」ということを、本当の意味で腑に落として使っている方は、もしかしたら少ないかもしれません。
「エッセンシャルオイル(精油)」と聞くと、つい西洋の香りを思い浮かべてしまう人も多いでしょう。でも、日本でも昔から、西洋で言うところのアロマセラピーを自然な形で行ってきました。日本は、温帯の中で最も香る植物が存在する国である、ということを多くの植物学者も認めています。特に国土の約7割を森林が占める日本では、人々は木々と共生しながら、もっと言うと“森に生かされながら”暮らしてきました。そして、目に見えない、木からの「氣」や、フィトンチッドと呼ばれる癒しの成分を感じ、また物質的にも、木の芳香成分や、木の枝・葉・実から得られる成分を使い、心身の健康に役立ててきたのです。

実は私は今まで、日本の精油って地味だなぁと思っていたのです。でも、国産精油について学んでいくうちに、地味なのではなくて、その凄さが知られてないだけなのだ、ということがわかりました。地味どころか、ものすごくかっこいい!西洋の精油がスーパーマンだとしたら、日本の精油は侍であり、仙人であり、山や森や岩、太陽や月を崇めて自然信仰を行ってきた日本においては、時に神である。それが日本の精油なのです。

オーガニック(有機)精油と言われるものと、「野生」の精油は異なる、ということは、私も初めて知りました。精油は植物の生命を分けいただいたものであり、その成分自体が心身に作用する為、純粋な成分であることは絶対条件と言えます。野生の精油は、化学肥料はもちろん、有機肥料さえも与えられていない精油。有機であっても肥料を与えられている植物は、いわば「過保護な状態」であり、それゆえに生命力が不足しているのだそう。ところが、原生林はもちろん、二次林、自然林と言われる森林は、農薬も肥料も一切与えていない状態であり、二次林(人間が何らかの形で手を入れた後に、自然放置された森林)では、人間が伐採した跡地に、わずかに残っていた自生の幼木から育った各樹種の樹々が競い合い、助け合いながら再び森林として再生した状態である為、「野生」と言えるのだそう。AMENOKAKUのクロモジ、ニオイコブシは、二次林の木から抽出した「野生」の精油であり、植物の純粋な生命そのものなのです。

クロモジは茶道との深い関りで知られています。お茶席で出される生菓子に添えられている菓子切り、それが、黒文字と呼ばれる高級楊枝であり、そのほのかで上品な香りは、お茶と向き合う心をより静かにする役割も果たしているのでしょう。クロモジはいわゆる森林の香りのイメージとは違い、とてつもなく芳しい高貴な花のような香りが特徴です。森林の爽やかさを感じさせながら、それでいて甘い花のような香りに包み込まれ、うっとりと穏やかな氣持ちになります。香りの成分として、心を落ち着ける爽やかな成分「リナロール」が50%以上含まれている為、ストレスや緊張・疲れがある方に安らぎを、イライラがある人に穏やかさを、不安がある方に安心感を与えるのです。私の周りにも、「クロモジの香りが好き」という人は多く、特に品のある女性の方たちに好まれる香りだと思います。朝起きて、クロモジの香りを嗅ぎながら一日を始められたら、それはとても氣持ちの良いものです。また、クロモジは近年ではインフルエンザの予防対策としても注目されています。
クロモジは、絶滅危惧種のローズウッドと同じクスノキ科に属し、化粧水や香水の香料として人氣のローズウッドに似た芳香を楽しめます。凛とした中にやわらかさを感じる香りは、リラックス効果が高く、日常の緊張をそっと解きほぐしてくれます。
日本産の精油の中でもとりわけ高級なのが、クロモジとニオイコブシです。水蒸気蒸留法にて精油を抽出するには、ほんの数mlの精油を抽出するために、1000倍の数kgの原料が必要になる為、専門家たちからは、「日本の森から精油を抽出するなどということは絶対に採算が合わないからやめた方が良い」と言われるくらい、非常に希少な精油と言えます。また、クロモジの葉は何の変哲もない楕円形であり、森林の中で他の灌木と見分けるのは素人では無理に近いそうで、クロモジの灌木を見つけるのも特殊な勘が必要なのだそう。AMENOKAKUの精油は、自然林から採取したクロモジを使っています。精油はピンキリと言われており、それを消費者が見分けるのは困難ですが、AMENOKAKUの精油は最高級の純粋で高品質な精油と自信を持って言えます。

クロモジ精油は、岐阜や長野、新潟などの日本の自然林の木々から生産されています。地元の森を熟知している方々の協力のもと、森の生態系の循環を壊さないように材料を採取し、森を適正に管理・手入れすることを努めながら自然の循環を守っています。標高が高く、季節の変化に富み、一日の寒暖差がある地域では木々は芳香成分を強く豊富に蓄えるため、質の高い精油素材を得ることができます。また、前述したとおり、二次林の木から抽出された、オーガニック以上の「野生」の精油ですので、最も純粋な精油と言えます。

精油の抽出には、良質な山の伏流水の地下水を使い、「水蒸気蒸留法」にて抽出しています。水蒸気蒸留法は、成分を損なうことなく抽出できる為、非常に純粋な精油を得ることが出来ます。また、純粋な天然水はカルキ成分を含まない為、より素材本来の香りや性質をお楽しみいただくことができます。芳香成分は抽出時間によって変化する為、季節や樹種ごとに最適な抽出時間を見極めることが必要であり、それはまさに「職人技」です。水蒸気蒸留法で抽出された精油は純度が高い為、冷暗所で2~3年は問題ないですが、1年以内、できれば3か月以内に使いきるのが、成分を楽しむ秘訣です。
*水蒸気蒸留法・・・植物を蒸気で加熱して香り成分を蒸気に乗せ、冷却して水と油に分けることで精油を取り出す方法。

私は心身のバランスを崩してしまった20代の時をきっかけにして、30年以上、精油のある暮らしを送っています。そして主にヨーロッパの良質なオーガニック精油を愛用し、まさに精油を使いながら、心身のバランスを整えてきました。今までは、すでに愛用する西洋の精油があったので、特に国産精油に興味を持つことはなく、「日本の精油は森林系と柑橘系ばかりだなぁ」などと思いつつ、素材としての関心はあっても、「精油としての」関心はありませんでした。ところが、ある日の閃きから、国産精油に興味を持ち始め、氣づいた時には、完全に魅せられてしまいました。日本の精油は奥が深く、そしてここには書けないような(薬機法で制限されているほどの)、素晴らしい力も秘めています。それこそ、皆さまの心身の健康に役立つ精油なのです。
(1) 身土不二(しんどふに)
皆さまは「身土不二」という言葉はご存じかと思います。「人の身体と、土(生まれ育った土地)は、二つと分けられない(くらいに大切だ)」という意味であり、その土地のものが、その土地に住む人たちを生かすと言っても良いかもしれません。日本で生まれ育った私たちには、日本で育った原料をつかった精油は、二つと切り離せないくらいに密接な関りがあり、大切なものなのです。
(2) 日本人の嗅覚に心地良い
外国産と日本産の精油の香りに関して、日本人はどのような感覚を持つのかを調べた調査では、とても興味深い結果が出ています。例えば、日本産のヒノキと外国産のサイプレス、日本産のモミと外国産のモミ、日本産のクロモジと外国産のローズウッド、この3つのペアをそれぞれブラインドテスト方式(被験者は事前に内容を何も聞かされていない)にて香りを嗅いでもらい、評価をしてもらったところ、「好き」「ほっとする・安心する」「爽やか・軽やか」「落ち着く」「すっきりする」「懐かしい」「使ってみたい」の7項目全てにおいて、日本産精油が外国産精油を上回ったそうです。日本の精油は日本人にとって心地良い香りなのです。
(3) 野生の精油だからこそ
精油は植物からいただく生命の一滴ともいえ、その濃縮した一滴は心身に素晴らしい影響を与えます。逆に言うと、農薬や肥料などを与えられて育ったものは、その浸透した成分までもが取り出されてしまうので、むしろ悪影響となってしまいます。自然林で育った野生の精油、人の手を加えられていない原生の果実の精油などは、まさに植物の純粋な生命の精油であり、それゆえに純粋なありがたい恵みをいただくことができます。
(4) 環境保全に繋がる
森林の精油は日本の森の自然林や人工林で調達している為、結果的に山の「手入れ」に繋がり、環境保全に役立っています。そして、ほとんどが枝葉のみを採取しており、その場合は、数年もしないうちに枝葉は自然に再生します。また、精油によっては間伐材から得ているので、資源の持続可能性にも繋がっています。地域の林業を引退した人たちの雇用促進にもなっているため、日本の福祉に貢献する第一歩にもなるでしょう。


■容量: 5ml
■箱:高さ8.6cm 直径:3.0cm
■製油容器:直径2.1×5.5cm
■蒸留法: 水蒸気蒸留
■主な芳香成分:リナノール、1.8-シネオール