梅雨時の上手な過ごし方
梅雨時は湿氣が多く、私たちの身体も水はけが悪くなる時期です。湿度が高いと水が抜けず、腎臓を酷使して腰痛が出たり、呼吸器に水がたまる為に咳や痰が出やすくなるのもこの時期だそうです。
そんな時に役立つ「食薬」は、天日干しの乾物!高野豆腐やのり、わかめ、干しシイタケ、切干大根などです。これらの乾物が私たちの体の中の水分を吸収しながら
水はけを良くしてくれるのです。
また、雨の日は太陽が隠れますので、光を浴びる時間が少なくなります。太陽の光に当たらないとメラトニンが出なくなり、不眠にもつながってしまいます。ウツやアルコール依存症の人が増える時期でもあるそうです。(ウツの人は不眠症である場合がほとんどだそう)
そんな太陽の光に当たれないこの時期に大切なのが、この天日干しの乾物なのです。光に当たれないのであれば、太陽の光をたっぷり浴びた食べものを食べればいいのですね。その為、乾物と言っても、機械乾燥したものではなく、必ず「天日干し」のものを選ぶことが大切。自分で天日に干して作り置いておくのもいいですね。
ところで、これから夏にかけて冷たいものを飲みたくなりますが、冷たいものをとると内臓が冷えてしまい、そして内臓の熱は皮膚の正面にどんどん逃げます。その為、クーラーをつけて皮膚を冷やしたくなるのですね。つまり悪循環なのです。やはり夏でも、内臓をあたためる飲み物をとることが大切です。
もちろん 梅醤番茶が良いのは言うまでもありません!特に五行でいう「心」が弱る夏には 梅醤番茶が「心」を強めて、夏バテを防ぎ、元氣を保ってくれます。また、皮膚の表面の熱を取って冷やしながら、内臓はあたためる、という、この時期に嬉しい食べ物もあります。それは、寒天、ところてんです。(さらに葛を合わせて内臓を温めるのもオススメです)
夏場はマクロビスイーツとして、玄米甘酒と寒天、葛を使ったおやつを作るのもいいですね。 熱を上手く循環させてくれる、美味しくて身体に良いおやつとなります♪
さて、冷えに良い食品はいくつかありますが、やはり 梅醤番茶と梅の黒焼きが素晴らしいです。 夏場も温かい梅醤番茶を飲んだり、また梅の黒焼きを耳かき1杯程とれば、冷えも解消できますし、夏バテ防止、疲労回復にもつながります。昔からの知恵でもある日本の伝統的な食品を季節に合わせて意識して摂るようにしたいですね☆
梅醤1杯にあつあつの三年番茶を注ぐだけ!